施設データ 2017年

部門紹介

整形外科 

整形外科では、以下のような緊急手術や全身管理を要する多発外傷や骨盤骨折、重症軟部組織感染症など2次病院では対応困難な症例を対象疾患としています。

 四肢開放骨折:開放創が小さくても軟部組織損傷が高度な場合があり、全身麻酔による緊急手術が必要となることがあります。当センターでは開放創の部位、大きさに関わらず全ての開放骨折を受け入れています。

 骨盤骨折:骨盤骨折は生命を脅かす重篤な出血を来すのみではなく重度の機能障害を残す損傷です。当センターでは初診時にショックとなっている患者に対する動脈塞栓術やガーゼパッキングなどの救命処置から、寛骨臼骨折に対する機能を考慮した根治的手術を行っています。

 重症四肢外傷・切断指(肢):重症四肢外傷では高度な軟部組織損傷を伴うため、骨折に対する骨接合のみならず、皮膚軟部組織欠損に対する再建も必要になります。再建には顕微鏡下の血管吻合が必要なる皮弁形成術を要することもあります。当センターでは、切断指(肢)や皮弁形成等に対し顕微鏡下での血管吻合を伴う手術も行っています。

 多発外傷に伴う骨折:多発外傷では、Preventable trauma death(防ぎえた外傷死)のために、治療の優先順位を決定する必要があります。さらに四肢・骨盤外傷ではPreventable trauma disability(防ぎえた外傷機能障害)を回避する治療戦略も求められます。当センターでは初期治療から整形外科医師が他科医師と共に診療を行う事により、救命治療の段階から、機能温存を図った治療戦略を立て、早期治療、早期社会復帰を目指します。

 重症軟部組織感染症:ガス壊疽や壊死性筋膜炎などの四肢重症軟部組織感染症は感染部位に対する処置だけではなく、しばしば全身管理が必要となります。当センターでは整形外科や他科と連携し、感染巣に対する処置のみならず全身管理も行い治療を行っています。

 脊髄損傷:呼吸管理が必要な上位頸椎の損傷や、胸椎・腰椎骨折に伴う下肢麻痺の症例などがあり、手術が必要な場合は大阪医科大学整形外科の脊椎グループと連携し治療にあたっています。