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カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)検出に伴う
救急患者の受け入れ停止について

 平成29年11月18日、当センターに於いて複数名の患者さんからカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)*が検出されました。CREは多くの抗生剤に耐性(効かない)を示す細菌であるため、同日に院内感染対策本部を立ち上げ、高槻市保健所と大阪医科大学感染対策室、北摂四医師会感染対策ネットワークのご協力を得て、CREの検出状況の把握を行うとともに、徹底的な感染防止対策を講じ制圧に努めております。従いまして、当センター内の状況把握ができるまで、同18日より救急患者の受け入れを停止しております。
 当センターからは、各関係機関と各消防本部に救急患者の受け入れ停止の連絡をするとともに、周辺の二次救急医療機関や救命救急センター、大阪医科大学附属病院に三島地域の救急患者受け入れ要請を行っております。併設している高槻島本夜間休日応急診療所につきましては平常通り診療は行っておりますが、救命救急センター内の医療機器(CT、MRIなど)は使用できません。
 当センターの救急患者の受け入れ再開の時期については、CRE検出状況を正確に判断し、かつ感染防止対策が十分であると外部機関の評価をいただいてから決定してまいります。
 三島地域の救急医療の要である当センターがこのような事態となり、入院中の患者さんやご家族の皆様、また地域住民の皆様、近隣の医療機関の皆様、その他多くの関係者の皆様方には、大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
 今後の経過につきましては、このホームページにて随時報告させていただきます。

*カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE):CREは多くの抗生剤に耐性を示す腸内細菌でありますが、通常大腸菌などと同じく便の中にいるだけでは感染症を引き起こしていない状態(保菌状態)となります。ただ、入院患者さんなど健康でない方には感染症を引き起こす可能性があり、一度発症すると有効な抗生剤が限られますので、治療が難しくなる可能性があります。したがって感染拡大防止のために十分な院内感染対策を講じる必要があります。現在当センターで検出されたCREはいくつかの抗生剤が有効であることは確認できております。CREが原因となって感染症を発症している方については、有効な抗生剤を選択し治療可能です。

平成29年11月29日
所長