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Vol.11 「何となく・・・」

この話を書き始めて約1年経った。「何となく」娘の話に感動して書いたのがきっかけである、誰に聞いて欲しいわけでもなく、特に反応が欲しいわけでもなく、「何となく」聞いて欲しかっただけである。だが、この話を続けていこうと思ってみると、いままで「何となく」見過ごしていた事柄を注意して見るようになり、チョットしたことに目が向くようになった気がする。
「何となく」ゆる―い繋がりが流行っている。FaceBookやTwitterといったSNS(ソーシャルネットワークサービス)を代表に、個人のブログも大流行である。会社のために、組織のために、と強いコミュニケーションを求められてきた現代において、これらのゆるーい繋がりは心地よいものであり、はまってしまう人も多いのだろう。だが、このゆるーい繋がりも拡大すれば時に政権をひっくり返すほどの力を持つ。

2011/06/21

先日、行きつけの店の常連さんが定年を迎え地元に帰られるということで送別会が行われた。たまたまふらっと入った店で、たまたま隣り合わせた客同士が「何となく」世間話し、「何となく」顔見知りになり、次にあったときは「やあ、お久しぶりです」と挨拶を交わし合う。そこに何の利害関係もない。仕事も、名前さえもちゃんと知らない人たちばかりである。そんな人たちが、送別会だといって20数人集まった。こんなに大勢集まったのはもちろん送別される方の素晴らしい人徳であるのだが、「何となく」ゆるーい繋がりも年数重ねると強い団結力になるのだなあと感心した。

いま、ネット上で誰かと繋がることは容易に出来る。だが、寂しがり屋の私はやっぱり顔が見える付き合いの方が良いなあ・・・とつくづく思う。