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Vol.7 「カンパーイ」

先日、小学校の同窓会があった。昨年から毎年やりましょうということになり、この時期十数人が集まった。そろそろ孫もいるような年になり、子供の手も離れ、それぞれの仕事も一段落した時期だから昔の友が懐かしく思えるのであろう。

その友人の一人に野球チームの監督をしているヤツがいる。同窓会での乾杯を彼に頼んだのだが、彼曰く、「野球ではカンパイとは言わない。“完敗”を意味するから。だから“がんばろう!”で乾杯します」と。なるほど、勝負にこだわる彼らしいカンパイであった。

そんな彼も現役を引退したのがちょうど16年前の阪神大震災の年であった。当時、神戸のチームが「がんばろう!神戸」を合い言葉にリーグ優勝したことは覚えている人も多いであろう。そんな時期、彼は夏頃には引退を決意し、ファームで「指導をしてくれ」と言われていたらしい。ほとんど試合も出ず、野球すらしていなかったらしい。秋になってチームが優勝争いをする頃になると、途端に連敗し、優勝が危うくなってきたときに監督が彼に「1軍で出てくれないか」と要請してきたそうである。彼は「全然野球していないし、無理だ」と断ったのだが、監督の強い要請で1軍での試合に出るようになった。

2011/1/12

その頃の1軍の選手たちは優勝を意識してガチガチになって全く打てなくなっていたようであった。百戦錬磨のプロと言えどもかなりのプレッシャーがかかっていたのであろう。特にこの年は阪神大震災もあって何が何でも優勝しないといけないという、計り知れないプレッシャーがあったのだと思う。

そんな中、やはり頼れるのはベテランの経験なのであろう。若手の勢いとベテランの経験と落ち着き、これがうまく働いて組織として大きな力が出せるのだろう。「賢いヤツばっかりやと組織としてアカンねん。あほもいないとアカンねん!いろんなヤツがおって組織やねん」彼はこうも言った。確かにその通りだと思う。

そんな彼も、昨年からまたそのチームの監督として復帰した。是非がんばって欲しい。

そして、僕たちもカンパイするときは、「がんばろう!」ということにしよう!

がんばれ、オリックス!!