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Vol.18
「自助,共助」

2012/03/12

 あの3.11,東日本大震災から1年が経過した。もう1年,まだ1年・・・思いは様々だろうが,復興は遅々として進まない。政府の対応の遅さに苛立つ。3.11の特集番組を見ていると,被災者の方々の哀しみはまだまだ癒されることない。精一杯がんばっているのに,これ以上「がんばれ!」とは言って欲しくない,「絆」なんで安っぽい言葉をかけて欲しくないと言う声も聞いた。豊かな自然と共存してきた地震前の平静に戻ることこそが被災者の方のささやかな願いなのであろうが,それが叶えられない。
 この時期,高槻市の日吉台コミュニティー協議会主催の防災フィステバルが開催される。もう5年になる。最初の頃からお声をかけていただき,当センター職員と共に参加させていただいている。担当は「応急処置」。そのほかにも,「担架搬送」,「救命救急」,初期消火」,「煙避難」,「倒壊家屋避難」などのブースを20~30人の住民の方が次々と廻って訓練を受けていく。もちろん消防や危機管理課などの行政の方の指導もあるのだが,基本的には住民の方達だけで立派な訓練をされている。年々訓練内容も進歩しており,参加される住民の方も増えてきて,子供からお年寄りまで楽しみながら訓練に参加している。これが大切なんだろう。「楽しみながら」と言うことが。
 災害時の対応としてよく話をされるのが,「自助,共助,公助」と言うことである。自助とは「自分のことは自分で守る」,共助とは「隣近所で助け合う」と言うことである。この2つが災害発生直後にはまず大切で,少し遅れて公共的な支援である「公助」が始まることとなる。したがって。今回の訓練のように,住民がそれぞれまず何をするかを考え,「自助」「共助」を訓練することが本当に大切なことだと思う。このコミュニティーの会長さんをはじめ,訓練の運営をされている方々は本当に熱心で頭が下がる。是非このような活動を高槻市全市に広げていっていただきたいと切に思う。
 訓練の帰りに,炊き出しの美味しい豚汁をいただいた。ごちそうさまでした。

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