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平成24年度 広域医療搬送訓練(9.1)への参加

2012年10月22日

 89年前の9月1日に襲ってきた関東大震災にちなんで9月1日は「防災の日」とされ、毎年全国各地で様々な防災訓練が行われています。
 今年は四国をメイン会場として23都府県から1000名を超えるDMAT隊員が参加して『平成24年度 政府総合防災訓練(広域医療搬送訓練)』が開催され、当センターからも、DMAT
1チーム ・医師:頭司良介、看護師:岩下幸佑、大八木寿美、ロジスティク:児島広和、森原宗憲、萩原拓の6名が参加しました。
 今回の訓練は、10時00分に四国沖を震源地とする南海トラフの巨大地震が発生。
 地震規模はマグニチュード9クラス。最大震度7。10時40分高知県沿岸に津波襲来。
 主な被災地は、高知県、徳島県であり相当数の傷病者が発生したものと見込まれ、被災地県から国に対してDMATの派遣要請、あわせて広域医療搬送も要請されるという想定でした。

*三島救命センターDMATチーム*鳴門病院に参集した大阪・京都のDMATチーム

 朝7時の大阪は晴天!ドクターカーと公用車ボクシーに分乗してセンターを出発、被災地内参集拠点である徳島県鳴門病院へ向かいました。
 途中、雲行きは怪しくなり一時雨が降ったり、阪神高速の事故渋滞に巻き込まれたりしながらも無事参集時間ギリギリでの健康保険鳴門病院到着。
 鳴門病院にて初ミッション!!“災害拠点病院の徳島赤十字病院に行き病院支援をして下さい!”と指令を受けました。・・・がその時、ロジスティク児島が鳴門病院の参集拠点本部の本部ロジで残ることになり(>_<)三島チームとしては打撃!
 約1時間車に揺られながら移動し徳島赤十字病院到着。
 そこでもまたロジスティク森原が活動拠点本部の支援に(T_T) またまた打撃を受けました!
 残りの4名で徳島赤十字病院 赤ゾーンで支援活動開始。
 先着隊の徳島赤十字病院DMAT隊員と共に、右気胸の患者と不安定型骨盤骨折の患者を担当。
 他のDMATチームと連携を図り、声かけ・コミュニケーションを密にとりながらながら、
それぞれの役割を明確にして、バイタル測定やパッケージングなど処置を行いました。

*徳島赤十字病院活動拠点本部に到着報告*徳島赤十字病院 赤ゾーンで活動中の岩下・大八木Ns

その後、三島チームが受け持った右気胸患者が広域搬送リストの1位に選定され、ヘリで護衛艦「いせ」の洋上SCUに搬送されることになりました。
病院屋上ヘリポートまでストレッチャーで移送して広域搬送カルテでの申し送りを行いましたが高松空港周辺が悪天候のため防災ヘリでの実搬送訓練は中止となり、ここで広域搬送任務完了。
ミッション終了かと思いきや「まだ、元気残ってますか?」と声をかけられ、
“山間部にある勝浦病院の状況を偵察”状況報告する新たなミッションを受けました。
直ちに、ロジスティク森原もチームに合流し車に乗り込みナビを頼りに移動開始。
都会だった国道もあっという間に信号もない田舎道に入り、途中、大きな川では鮎釣りをしてる長閑な風景もみられました。
徳島赤十字病院を出発して約1時間、勝浦病院到着。道中、頭司隊長が想定した勝浦病院の被災状況・患者情報を衛星電話を使い活動拠点本部へ報告し無事ミッション終了。

*勝浦病院の駐車場で衛星電話設営*被災状況を本部に報告する萩原ロジ

 すべてのミッションを終え、鳴門病院参集拠点本部で活動していた児島ロジを収容し大阪へ。
 今回、DMAT隊員としてはまだまだ実動経験の浅いメンバーでの訓練参加となりましたが、実際に次々と移動しながら活動することで、DMATの基本となるCSCATTTのひとつひとつの重要性をはじめ多くを学び得ることができました。 
 また、大規模災害時においては院内の連携はもちろんのこと、他の医療機関・他のDMATチームとの協力・連携が大変重要だと改めて感じました。引き続き各地で行われる実動訓練に積極的に参加し災害対応についての訓練・経験を積み重ね、局地災害・広域災害時に十分な対応ができるように努めていきたいと思います。
 今回の訓練にあたり四国関係者の皆さまの準備やおもてなしに感謝いたします。
 そして、我々DMATチームが訓練に参加するにあたって装備や機材の準備に協力してくださった三島救命救急センターのスタッフの皆様にお礼を申しあげます。有難うございました。

大阪府三島救命救急センター DMAT看護師 大八木寿美 ロジ 森原宗憲

*広域搬送訓練 概略図*21時 遅めの晩御飯を食べて ホッ!(淡路SAにて)